道しるべ
道を知っているはずの きみなのに
気づくと まいごになっていた
間のわるいことに
日がくれた
さあ どっちへいけばいいだろう?
きみはすっかり とほうにくれる
立っているのは 十字路
どっちの道か わからずにいる
みると ひっそりたたずみ
ゆき先しめす 道標ひとつ
かたや「まち」 かたや「もりのみずうみ」
方向しめすは ふたつ
この先は かって知った道のり
これでもう まようことはない
ところが当の道標 その場にひっそり
たたずんで どこへもいかない
道標は文字がよめず
ことばの意味も知らない
さししめす場所へ いちどもいかず
そこへは たどりつくことはない
やがて時がたち その道標を
きみはきっと思いだすだろう
正しい道がみいだせたことを
心から 感謝するだろう
風雨にさらされた道標 ただの
うすよごれた木ぎれだが
きっとどこかにいるもの
そういう 人が・・・
(ドイツの児童文学作家ミヒャエル・エンデ)
デイトレーダー型と名付けられた今年の新入社員。
給料が安いからとネットで条件の良い職場を探して転職。
上司に耐えられない、仕事が面白くないなど不満因子は多いもの。
そんな時にこそ、見渡してみると<道しるべ>がどこかにあるはず。