個人投資家は市場の歪みを利用してお金を儲けられるか?
~大前研一氏のコラムの中から~
経済や投資をメディアも経済評論家も未だにファンダメンタルで解説しようとするが、それは19世紀の考え方で時代遅れも甚だしい。今の世界のお金の流れはファンダメンタルとは関係ない。
では何が影響力を持っているかといえば、世界を動かしている一握りのトレーダーやファンドマネージャーの「集団心理」だ。
「市場の歪みを利用してお金を儲ける」これが、一握りのトレーダーやファンドマネージャー。
古い時代から、市場の歪を利用してお金儲けがされてきました。馬を京都に運ぶだけで儲かった。
足らない商材を、有り余っているところから持っていくだけの事です。
古い時代でも、どこに何が足らないという情報をいち早くキャッチできた人間、そしてその商材を
大量に買い付けることができた人間が大儲けできたわけです。
株式市場において、一時的に個人の投資家が大勝することがあっても、それはあくまで一時的なことであって、情報量、資金量において圧倒的に有利なプロのファンド・マネージャーに、個人が勝ち続ける
ということは極めて難しいのです。
個人投資家が勝ち続ける道は、市場の歪を見つけることではなく、手元にある商材を活かす事にある。
そう思います。